【納戸/ W・I・C 編】人気のスペース・コーナーづくりのポイント!  建築家がプランのコツを伝授!

3,532view2016.12.05

納戸/ W・I・C 編 人気のスペース・コーナーづくり

 

小さな家にこそとり入れたい "納戸 & W・I・C " 

“死蔵品置き場”にしないためにも使いやすいプランを
納戸やウォークインクローゼット(W・I・C)などの大型収納は、今やどんな家づくりにも欠かせない存在に。
各部屋にこまかい収納を造りつけるよりローコストですみ、家族の持ち物が1カ所にまとまることで、家事の省力化にも役立ちます。

使いやすくするためには、入れたい家具のサイズをまずはかり、それに合わせて壁の長さを確保します。正方形より細長くプランしたほうが、同じ面積でも無駄がありません。避けたいのは、人が1人入れるだけのような中途半端な大きさ。面積をとるわりに収納量が少なく、使い勝手も悪いので、つくるなら思いきって6畳ほどの広さを割いてもいいのでは。死蔵品をふやさないためには、生活の中で誰もが無理なく使えることが大切。家族全員が行きやすい場所を選んでプランしましょう。(明野さん)

 

プランのPOINT

  • 家族みんなが使いやすい場所に配置する
  • 中途半端な広さではなくそれなりの広さを確保する
  • 細長くプランすると面積に無駄が出ない

 

「大型収納と回遊動線」組み合わせが成功のカギ

間取り 【Ⅰさん宅(東京都) 設計/明野設計室】

細長い納戸とウォークインクローゼットを一直線につないだプラン。ホール側と寝室側の両方に出入り口があるので、生活の中で無理なくアクセスできます。引き戸をあけておけば、ものを持ったまま出入りするのもラク。

 

寝室クローゼットは寝室からも出入りできるので、朝晩の身支度もスムーズ。

 

納戸【写真左】面積の無駄が少ない通路状の納戸。奥にクローゼットが続いています。内部はシンプルな棚のみにして、既製品の引き出しなどを活用。
【写真右】
 廊下の左手に納戸への入り口が。子どもにとっても使いやすいレイアウトです。

 

寝室の前の廊下をまるごとクローゼットに

間取り【Nさん宅(東京都) 設計/FISH & ARCHITECTS】

クローゼットを寝室の中ではなく、外に出したのがポイント。衣類を出し入れするたびに寝室に入らなくてすむため、身支度や家事の手間が省けます。1つのスペースに通路と収納を兼ねさせることで、面積の無駄もカット。

 

ウォークインクロゼット【写真左】寝室は約3畳とコンパクトなつくりにし、ベッドのみを置いています。
【写真右】寝室の入り口にあたる廊下の幅をやや広げ、片側の壁面をすべて収納スペースとして活用。
衣類をひと目で見渡せるのも魅力です。

 

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ADVICE

明野岳司 明野美佐子

明野設計室 一級建築士事務所

明野 岳司さん
明野 美佐子さん
ともに東京都生まれ、芝浦工業大学修士課程修了。岳司さんは㈱磯崎新アトリエ、美佐子さんは小堀住研㈱(現エス・バイ・エル㈱)、中央研究所などを経て、2000年に明野設計室を設立。

 

小山和子

プランボックス 一級建築士事務所

小山和 子さん
1955年広島県生まれ。女子美術大学芸術学部卒業。87年に小山一級建築士事務所、95年に一級建築士・湧井辰夫さんと共同で現事務所を設立。

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