【この建築家と家を建てたい】開放感あふれるテラス&LDKでだんらんとおもてなし時間を満喫

416view2016.12.14

開放感あふれるテラス&LDKで だんらんとおもてなし時間を満喫

【Yさん宅(神奈川県)】

Yさんが家づくりをしたのは、奥さまが生まれ育った湘南エリア。海に近く、自然の影響を受けやすい環境をどう生かすのか──この土地をよく知る細田さんが手腕を発揮し、テラスにつながるリビング&ダイニングを計画しました。パブリックスペースはまるごとパーティ会場としても活躍。おおらかな暮らしぶりが魅力の家です。

『私が設計しました』

ダイニングプラス建築設計事務所ダイニングプラス建築設計事務所
細田 淳之介さん

1F テラス

テラステラスをはさんでリビングとDKをL字形に配置。サッシをオープンにすると、2つのスペースとテラスがひとつづきに。

 

外観

外観外壁はモルタルにガルバリウム鋼板を組み合わせたツートンカラー。敷地を囲む塀も素材を揃え、外観に統一感を生み出しています。

 

1F 玄関

genkan【写真左】ベンチは玄関ホールにも。リビングの入り口の手前に小さなシンクがあり、帰宅後の手洗いに活躍しています。右奥はトイレ。
【写真右】玄関ポーチには、水に強く手入れのいらないイペ材のベンチが。「荷物を置いたり、子どもを座らせたりするのに重宝です」

 

1F DK

ダイニングキッチン床をテラスや玄関と同じタイルで仕上げ、室内と外のつながり感を高めました。アイランドカウンターはパーティにも大活躍

 

1F キッチン

キッチン【写真左】キッチンに立つと、目の前のテラスから戸外の開放感が伝わってきます。
【写真右】キッチンは「ライムス」にオーダー。左右のカウンターの高さを変えるなど、こまかな工夫を凝らしました。面材はウォールナット。

 

1F 廊下

廊下玄関ホールとキッチンは直結。買い物から帰ってきたとき、LDを回り込まずにすむのでラクだそう。廊下の左右には大容量の収納が。

 

1F ワークスペース

ワークスペース「リビングは落ち着ける雰囲気にしたいから」と、パソコンはダイニングに。将来は、お子さんの宿題を見るスペースにもなる予定。

 

1F リビング

オープンでありながら落ち着けるリビング空間

リビング東側には大開口のテラスドアが。一方で南側の窓は抑えめにして、くつろぎ感を高めつつ強風や塩害に備えています。天井の米杉材も落ち着いた雰囲気づくりに貢献。

 

リビングリビングとダイニングの間を階段ホールでエリア分け。床に段差をつけたり、床材を変えたりしたことで、よりはっきりとゾーニングでき、行き来するたびに気分が変わります。

 

2F 寝室

寝室ベッドだけが置かれたシンプルな寝室。室内にはクローゼットが3つあり、「お互い衣装持ち」という夫妻の衣類をすっきりと収納しています。

 

階段ホール

階段ホールちょうど家の中心にあたる、おおらかな吹き抜けの階段ホール。トップライトから光が降り注ぐ、心地のいい空間です。「娘も私もここを見上げるのが大好き! よく床に寝ころんで、日ざしの移り変わりを眺めています」

 

2F ホール

ホール吹き抜けの天井もリビングと同じ米杉材。白い壁とのコントラストがやさしい印象を与えます。手すりに張った落下防止のネットは、お子さんが成長したらはずす予定。

 

2F 洗面室&浴室

洗面室【写真左】1階をパブリック、2階をプライベート空間と位置づけて、水回りも寝室と同じ2階にプラン。洗面台を斜めに配置したことで、スペースにゆとりが生まれました。
【写真右】トイレも洗面室内にとり込んで、広々と。

 

浴室浴槽に入ったときの目の高さに窓をつけ、外を眺めながら入浴。フェンスで囲んだので、周囲からの視線は気になりません。

 

DATA.  Yさん宅 (神奈川県)

間取り図

Profile.

YさんYさん

Mさん、Yさんご夫妻と、1才8カ月のRちゃんの3人家族。夫婦共通のダイビングのほか、ご主人は水泳、奥さまはダンスと、アクティブな趣味を満喫しているそうです。

家族構成 夫婦+子ども1人
敷地面積 244.82㎡(74.06坪)
建築面積 77.84㎡(23.55坪)
延べ床面積 138.50㎡(41.90坪) 1F75.56㎡+2F62.94㎡
構造・工法 木造2階建て(軸組み工法)
工期 2010年11月~2011年5月
施工 Zen建築事務所
TEL: 0466-88-7074

【インタビュー】私たちが「ダイニングプラス建築設計事務所」を選んだわけ

細田さんとYさん

当時の資料を見ながら。「初期プランからほぼこの形でしたね」「希望をほとんど入れてくださったので、こまかい修正だけでした」

お互いの考えを率直に伝え合いながらプランニング 

ーー細田さんを選ばれたきっかけは?

Yさん この敷地のすぐ裏に、兄夫婦がひと足先に細田さんの設計で家を建てていたんです。インテリアの雰囲気も素敵だし、家族の関係性もよくご存じだと思ったので、同じかたにお願いしようと迷わず決めました。

細田さん 隣家が他人ならプライバシーだけ気にすればいいのですが、家族の場合はプライバシーとつながり感のバランスが必要。やっぱり「つかず離れず」がベストですよね。視線はぶつからないけれど行き来はしやすい、そんなプランを考えました。

Yさん 窓の配置や敷地の仕切り方に工夫してくださって。キッチンの窓から兄の家が見えるのですが、木々の緑や枕木のフェンス越しにやんわりと見える感じ。甥や姪が庭で遊んでいるとひと目でわかるので、うちの子も一緒に遊んでもらったりしています。

ーー細田さんに会ったときの印象は?

Yさん とにかくやさしくて話しやすいかた。それだけにたくさんリクエストを出してしまいましたが(笑)。でも、一方ではご自身の考えもきちんと話してくださり、お互いのこだわりを出し合いながら進められました。

細田さん ご夫婦二人とも前向きに参加してくださったので、打ち合わせはとてもスムーズでした。設計者にとって大切なのは、住むかたが何を求めているかをくみとること。それさえわかれば、プランやデザインはあとからついてくるんですよ。

デザインと居住性、譲れない 2つの条件をどちらも実現

ーー具体的にリクエストしたことは?

Yさん まっ先にお願いしたのはテラス。友達とバーベキューをしたり、ダイビングの道具を洗ったりできる場所がほしくて。プランを提案されたときはリビングにもダイニングにもテラスがつながっていて、理想がそのまま形になった!とびっくり。朝ごはんのときなどはテラス越しに朝日が入ってきて、とにかく気持ちがいいんですよ。

細田さん このあたりは海風が南から吹くので、南向きにテラスや掃き出し窓をつくってしまうと台風のときに大変なんです。そこでテラスは東側にして、そこを中心にリビングとダイニングを配置しました。室内から戸外へ自然につながるようにしたので、無理なく出入りできると思いますよ。

Yさん ご想像どおり、家の中から外まで使ってバーベキューパーティをしています。LDKにもテラスにも居場所がたくさんあるので、お客さまも気兼ねなくくつろげるみたいですね。

ーー家づくりを経験してみて、最も印象に残ったことは?

Yさん じつは細田さんにお会いするまで、デザインと住み心地は両立できないと思い込んでいたんです。見た目のカッコいい家は住みにくそうだし、住み心地のいい家はやぼったくなりそう……というように。ところが、私たちの求めていたシンプルであたたかみのある雰囲気と、日常の暮らしやすさがどちらも手に入りました。それが驚きでもあり、この家を建てて得たいちばんの収穫だったと思います。

次ページにて
「ダイニングプラス建築設計事務所」を詳しく紹介!

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