【この建築家と家を建てたい】開放感あふれるテラス&LDKでだんらんとおもてなし時間を満喫

730view2016.12.14

開放感あふれるテラス&LDKで だんらんとおもてなし時間を満喫

ダイニングプラス建築設計事務所

細田 淳之介さん

細田 淳之介『話を聞くのは 得意分野。何でも 話してください!』

湘南を拠点にシンプルで心地よい住まいづくりをつづける細田淳之介さん。「話下手なので……」としきりにおっしゃるシャイなお人柄ながらも、自然と仲よく暮らすことの大切さ、街並みとの調和など、住宅設計に対する思いを真摯に語ってくださいました。

事務所名の由来は?の質問には、「住まいで大切なのはやっぱりダイニング。そこを中心に暮らし心地がよくなる“プラスアルファ”の提案ができれば、という思いを込めました」

 

生年月日 1965年8月24日
出身地 神奈川県横浜市
経歴
(卒業校、勤務先など)
東京工業大学付属専攻科建築学科卒業後、2社の設計施工会社勤務を経て、2007年に現事務所を設立。
趣味 サーフィン、落とし込み黒鯛釣り、自転車。
好きな本 自分の年代に近い作家を中心にジャンルは問わず。同世代の作者の考え方にふれることで自分の状況を確かめられる。
好きな音楽 Smooth Jazz
好きな街 「視線が抜ける」感じのある街。春先の緑を楽しませてくれる街。
自分について とにかく「設計」という仕事が好きです。常々感じているのは、「家を建てたい」と声をかけていただくときは、お客さまにとって前向きで夢多き時間だということ。そのタイミングで仕事として携われることがとても幸せです。話術や人なつこさなどは、正直なところ得意分野ではありませんが、何がお客さまにとっての「いい家」かをまじめに考える自信はあります。

 

  
作業場 オフィス【写真左】1階にある「木工倶楽部」の作業場では、仕事仲間でもある職人さんたちと意見交換することも。
【写真右】細田さんの事務所は、じつは工務店の2階部分。他業種のかたとシェアしています。

 

ラフスケッチ施工現場でざっとラフスケッチを描き、それを見せながら建主さんや大工さんに説明することも。

 

【インタビュー】自然との距離感を重視した開放的なプランが身上

ーー湘南でお仕事を始められた経緯は?

細田さん 20年ほど前に藤沢の設計施工会社に入ったのがきっかけです。当時は横浜に住んでいたのですが、海辺の街の魅力にひかれて、5年くらいして移り住みました。独立後もずっと湘南がベース。今は片道8㎞の道のりを自転車で通勤しています。車移動と違って、街並みや建物を観察できたり、季節感を肌で感じられるのが気に入っています。

ーーここを拠点にしているメリットは?

細田さん 神奈川に限らず、東京や千葉などでも仕事をいただいていますが、どの土地に行っても気候風土を判断する能力が身につきました。風がどちらから吹くのか、台風の被害は出やすいか、寒暖の差は激しいか……特に海沿いの土地では、海風の吹いてくる方向を考えて開口部を設けたり、塩害に強い外壁材を選んだりしなければなりません。そうした自然のルールに従いつつ、効果的に光や風をとり込むことが、心地よい家づくりには不可欠だと思っています。

ーー細田さんの手がけられる家は自然との一体感が魅力ですが、プランニングにはそんな秘密があったのですね。

細田さん できるだけ設備機器に頼らずに暮らせる家をつくりたいんです。風通しがいいから真夏以外はエアコンがいらないとか、窓から十分に光が入るから昼間は照明がいらないとか……。何でもないことのようですが、僕がいちばん大切にしているのは、この“自然に逆らうことなく、自然のメリットを生かす”こと。そのヒントとして役立っているのが、日本の古い建築です。茶室などが公開されるとよく見に行きますが、光のとり入れ方や木の使い方など、どこをとっても日本の風土に根ざした素晴らしい知恵が詰まっていて、とても参考になります。

ーー細田さんのデザインも、日本人の感性に合うシンプルなものですね。

細田さん 僕はどちらかというと、デザインよりも“たたずまい”を重視しています。どうしたらそのご家族やその土地の街並みにしっくりくるたたずまいを表現できるか……。それでなるべくニュートラルに、デザインをつくり込みすぎないように心がけています。住まいは何十年と使うものですから、その間に暮らし方も、ものの見方も変わってくるはず。一時の設計者のエゴで「作品」みたいなものをつくってしまうと、どんどん住む人の価値観とズレていってしまいますよね。「○○風」「○○スタイル」と打ち出すことは、仕事としてはやりやすいかもしれませんが、建築はもっと長いスパンでとらえるべきだと思っています。

ーー今後はどんな家づくりをめざしていきたいですか?

細田さん いましめではありませんが、何十軒の家を手がけても、それはたった一個人の経験値でしかないんですよね。住まいにはまずそこに暮らす人がいて、そのかたの依頼があってはじめて自分が手を動かせる。それから建ててくれる大工さんや職人さんがいて、植木屋さんや外まわりの設計者さん、キッチンメーカーさんなどなど、いろいろな人の経験に基づくいろいろな要素が合わさって、やっと一軒の家ができるわけです。この仕事をすればするほど、そのたくさんの要素のひとつひとつの大切さがわかってきました。ですからおごることなく、謙虚さをもって家づくりにかかわりたい。それから、木造にはずっとこだわっていきたいですね。木は常に生きているので、建物として構成する難しさがあり、やみくもに使うと必ず裏目に出ます。木の性質をもっと知って、どこにどう使えばデザイン面や性能面に効果があるか、維持がしやすいかなどを見きわめていきたいと思っています。

実績紹介

Mさん宅(千葉県)

Mさん宅の外観素材や設備選びに工夫を凝らしたことで、2000万円以内という予算もクリア!スキップフロアを設け、各スペースの独立性を高めました。

 

Mさん宅のリビング生活にメリハリをつけたいから」と、リビングとダイニングを分離。さらに床材を変え、各スペースの独立性を高めました。リビングにはワイドなバルコニーを接続。家の内外が自然につながり、室内からも開放感を味わえます。

 

家族構成 夫婦+子ども1人
敷地面積 167.57㎡(50.69坪)
建築面積 59.20㎡(17.91坪)
延べ床面積 110.34㎡(33.38坪)
1F 56.93㎡ + 2F 53.41㎡
構造・工法 木造2階建て(2×4工法)
工期 2007年11月~2008年4月

 

Nさん宅(神奈川県)

Nさん宅のダイニング趣味のサーフィンを楽しむため、海のそばに土地を求めて家づくりをしたNさん。光や風をとり込みやすく、天井も高くとれる2階にLDKを配しました。

 

Nさん宅の外観しっくいの壁にパイン材の床、杉材の天井と、インテリアには念願だった自然素材をたっぷりと採用。「しっくいは梅雨どきでもカラッとして快適。光が当たったときのやわらかな表情もお気に入りです」

 

家族構成 夫婦+子ども1人
敷地面積 121.58㎡(36.78坪)
建築面積 54.74㎡(16.56坪)
延べ床面積 96.81㎡(29.29坪)
1F 46.93㎡ + 2F 49.88㎡
構造・工法 木造2階建て(2×4工法)
工期 2007年11月~2008年5月

 

会社情報

事務所名 ダイニングプラス建築設計事務所
住所 神奈川県藤沢市石川5-9-8-2F
TEL 0466-47-6820
FAX 0466-47-6820
E-MAIL nrd41468@nifty.com
交通アクセス 小田急江ノ島線湘南台駅から徒歩15分
営業時間 9:00~20:00
定休日 日曜
スタッフ構成 二級建築士1名
相談料 無料
設計料 新築の場合、総工事費の10%

最近3年間に手がけた個人住宅の数

2016 4月現在

1000万円台 8件
2000万円台 9件
3000万円台 4件
4000万円以上 1件
リフォーム 3件

  

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