【この建築家と家を建てたい】都会の密集地でも「気持ちよさ」全開の家

1,562view2016.12.15

都会の密集地でも気持ちよさ全開の家

 

株式会社トトモニ

高木信行 齊藤元彦 木村淳一【左から現場監督の木村さん、代表兼積算担当の高木さん、設計の齊藤さん。】

「言いたいことを言い合える貴重な仲間です」
難条件をものともしない、「気持ちよさ」にこだわった家づくりで人気上昇中の、建築&家づくり集団「トトモニ」。代表の高木さん、設計の齊藤さん、現場監督の木村さんに、現在進行中の約10棟の家づくりの合間を縫って、インタビューにおこたえいただきました。

 

トトモニ作業フロアには大きな机が2つ。大きな机は、みんなで集まって、知恵を出し合い、よりよい方法を探るための“場”。ここから「気持ちのいい家」がたくさん生まれました。

 トトモニ5年前、同じ会社に在籍していた仲間数人と独立し、事務所を設立。スタッフ9名の事務所に成長しました。「同じ価値観をもって刺激し合える、貴重なメンバーです」

 

トトモニ当時を思い出しながら、ではなく、じつはご主人の趣味の葉巻の話でひとしきり盛り上がる、トトモニ&Eさん夫妻。

 

【インタビュー】”みんなで意見を出し合って最高の「気持ちよさ」を見つける”

——とても気持ちのいい事務所ですね。大きな窓があって、緑が感じられて。

高木さん ええ。僕らの家づくりのモットーは「気持ちいい」なので。いつも「どうしたら、その家族が気持ちよく暮らせるだろう」ということを考えています。齊藤さん プラン中、空想の家の中で寝そべって、ここから光が当たって、ひなたぼっこしたら気持ちいいだろうなとか。

高木さん 気持ちよさには自然とのつながりが欠かせないんですね。光と、風と、緑と、自然と共に……。

——と共に。あっ! この「〜と共に(トトモニ)」が社名の由来ですか?

齊藤さん あと、「人」と共に。

——それは、建主さんのことですか?

木村さん もちろん建主さんもですが、大工、左官、とび、建具職人などの多くの作り手たち、さらには近隣も含めた人とのつながりですね。

——具体的にはどういうことですか?

齊藤さん 20年30年と家を「気持ちのいい状態」でもたせるには、おのずと技術や工夫が必要になります。そこで、かかわる者みんなで知恵を出し合ってよりよい方法を探っていくのが、トトモニの家づくりなんです。意匠性、メンテナンス性、耐久性、コスト、それぞれの面からどうするのがベストか、建築士、現場監督、職人、みんなで意見を出し合う。

——普通は、建築士、現場監督、職人が顔を合わせて意見を出し合うというのは、あまり聞かないような……。

高木さん 設計事務所、工務店、ハウスメーカー、いずれもしていないか、十分でないと思います。トトモニは設計事務所工務店という成り立ちだから、それができています。

——施工まで自社で請け負うと、苦労も多くなりますよね。

高木さん 好きでないとできないことですね(笑)。

——そういえば、みなさん、それぞれに奥深い経歴をおもちで。

高木さん 私は以前SEでしたが、大工だった父の影響で家づくりがしたくなり、現場監督を経て今は経営と運営です。

木村さん 僕は子どもの頃から大工か電気屋になりたくて、今に至る、です(笑)。

——子どもの頃の夢が実現したのですね! 齊藤さんは?

齊藤さん 大学は建築学科だったのですが、いったん大工の修業をしています。

——違う立場の経験も経ているから、互いの意見を聞く重要性がわかるのですね。

齊藤さん そうすることで家の質は必ずよくなります。

——トトモニで家を建てたかたは、無垢の木やしっくいなど自然の素材に関心が高いようですが。

齊藤さん 「気持ちいい」を追求していくと、自然とそこにたどり着きますね。

——これからトトモニとして取り組んでいきたいことはありますか

高木さん 昨年、みそづくりのイベントをしたのですが、そういうイベントをもっとしていきたいですね。「気持ちいい暮らし方」も提案できるような。

——楽しそう! 最後に家づくり計画中の読者にアドバイスをお願いします。

齊藤さん 家づくりを始めると、情報が多く、一生に一度のことと思うと、どうしても失敗したくないという思いが強くなって、不安や疑いが大きくなりがち。

——言いなりになったら、どんどん高くされるんじゃないかとか……。

齊藤さん 最初は仕方ないと思います。でも、そこを抜けたところから家づくりは楽しくなります!

 

トトモニ 実績紹介 

本山さん宅 (東京都)

本山さん宅 本山さんがこだわったのは、暮らしの大半を過ごすLDKの居心地のよさ。都内の住宅密集地でも光がふんだんに入る天窓と吹き抜けで、開放感を味わえるようにしました。「ナラ材の床、しっくいの壁とナチュラルな内装材を使っているのもポイントでしょうか。敷地面積以上にゆったりくつろげて、友人を呼ぶ回数もふえました」

 

家族構成 夫婦+子ども1人
敷地面積 80.00㎡(24.20坪)
建築面積 39.92㎡(12.08坪)
延べ床面積 110.97㎡(33.57坪)
B1F・1F 65.81㎡ + 2F 45.16㎡
構造・工法 木造2階建て(軸組み工法)
工期 2012年2月~6月

 

小笠原さん宅 (東京都)

小笠原さん宅小笠原さんの家づくりのイメージは「路地の奥にたたずむ、ちょっと気になる家」。道路から13mも奥まった旗ざお状、そして狭小地という難条件を逆手にとり、勾配のある天井、ベンチにもなる出窓、段差に座って食事ができるダイニングなど、楽しい仕掛けで居心地のいい家をつくり上げました。

 

家族構成 夫婦+子ども2人
敷地面積 115.42㎡(34.91坪)
建築面積 43.46㎡(13.15坪)
延べ床面積 78.26㎡(23.67坪)
1F 39.13㎡ + 2F 39.13㎡
構造・工法 木造2階建て(軸組み工法)
工期 2013年4月~9月

 

トトモニ 会社情報

事務所名 株式会社トトモニ
住所 東京都世田谷区玉川田園調布
1-14-17 プルミエ田園調布101
TEL 03-6459-7360
FAX 03-6459-7361
E-MAIL info@totomoni.com
交通アクセス 東急東横線田園調布駅から徒歩8分
営業時間 9:00~18:00(10~5月)
7:30~16:30(6~9月)
定休日 日曜、祝日
スタッフ構成 9名
(一級建築士4名、二級建築士1名)
相談料 無料
設計料 11%
(設計料8%+管理料3%)

これまでに手がけた個人住宅の数

(2014年4月時点)

1000万円台 3件
2000万円台 7件
3000万円台 2件
4000万円以上 2件
リノベーション 8件

  

トトモニ スタッフ紹介

高木 信行(代表)

高木信之『子どもの代まで愛される家づくりをしたい』

生年月日 1978年6月3日
出身地 東京都練馬区
経歴(卒業校、勤務先など) 早稲田大学卒業後、 システムエンジニアを経て現場監督に。
2009年トトモニ設立。
趣味 ダイビング
好きな本 推理小説
好きな音楽 ジャズ
好きな映画 観ない
好きな街 モルディブ
自分について ボウズとメガネとヒゲ

 

齊藤 元彦(設計)

齊藤 元彦『自主保育での子育てを、鎌倉で実践中です』

生年月日 1976年9月25日
出身地 群馬県館林市
経歴(卒業校、勤務先など) 工学院大学卒業後、 大工見習を経て設計事務所勤務。
2009年トトモニ設立。
趣味 空想
好きな本 『黄昏流星群』
好きな音楽 特になし
好きな映画 ジブリ作品
好きな街 鎌倉
自分について ところてん式処世術

 

木村 淳一(現場管理)

木村 淳一『建築中に現場に遊びにみえるのは大歓迎です!』

生年月日 1974年4月29日
出身地 茨城県取手市
経歴(卒業校、勤務先など) 中央工学校卒業後、現場監督に。
2009年トトモニ設立。
趣味 料理、木工、アウトドア
好きな本 工具のカタログ
好きな音楽 J-POP
好きな映画 カンフー映画
好きな街 沖縄
自分について 家具もつくっています

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