暮らしで大切なことや好みに優先順位をつけて、オリジナルの間取りに

851view2015.12.08

オリジナルの間取り

【Nさん宅(熊本県)】

 

“一般的”にこだわらずライフスタイルに合わせて

分譲地の抽選に当選し、限られた時間と資金の中で家づくりをしたNさん。「レトロでナチュラルな家」を希望し、地元のビルダー「コムハウス」に家づくりを依頼しました。

間取りは、共働きなので家事効率がよく、家族のつながりが感じられるオープンなLDKと書斎を希望。それをベースに、「キッチンはこもれる感じにしたい」「洗濯動線はまとめたい」など、家族のライフスタイルや好みをとことん見つめ直し、優先順位をつけて住まいの随所に反映させました。「建て売り住宅も見て回りましたが、みんな対面式のオープンキッチンで。私はそれが好きではないと気づきました」。“一般的”でなくても、暮らしに合わせたので大満足の家になりました。

 

1階 間取り図

1階間取り図

【01.DK】1人で集中してこもって作業できる隠れ家のようなキッチンにしたかった

の場合、片づけも大好きなのでキッチンを隠したかったわけではなく、自分だけの隠れ家的な空間が欲しかったので、まったくのクローズドではないけれど、こもれる感じにもしたい、とオーダーしました。キッチンに立つときは、“子どもの様子を見ながら”とかではなく、落ち着いて作業したい派です。最初、羽目板で仕切りたいと思っていたのですが、塗装費用削減のため波板ガラスで仕切ることに。

DK

「子どもに“段差には気をつける”ことを教えるため」に、キッチンの床を1段低く。波板ガラスでダイニングとキッチンをゆるやかに仕切りました。家事動線もいいそう。

【02.キッチン】視線が抜ける窓と馬踏み目地の壁タイルは絶対でした

ッチンに立ったときに視線が抜け、光をとり込める窓をつけるのは必須条件でした。壁に貼った馬踏み目地のタイルやタイルトップのキッチンキャビネットはずっと憧れていたもの。引き出しは3カ所だけ面材をオーク材にしてもらい、薬箱のような感じで、とオーダー。ダイニングとの仕切り壁の内側につくった収納スペースは、リーズナブルな既製家具を入れるつもりだったので、そのサイズに合わせて棚を設計してもらいました。

キッチン

設計を依頼した「コムハウス」オリジナルのオーダーキッチン。既製品を上手に活用しながら、家電や食器、食材などを収納。

【03.リビング】リビングを通る階段にドアをつけました

族の気配が感じられるオープンな空間でありながら、隠したり閉じたりできる部分もつくってもらいました。2階に行くにはこのリビングを一度通るのですが、階段にはドアをつけました。寝室のある2階に1階の音がもれないようにしたいのと、冷暖房効率を上げるためです。

living

中央の白いドアを開けると、階段へとつながります。ドアを閉めて冷暖房効率をアップ。

【04.畳スペース】和の部分とパソコンのコーナーが欲しかった

こかに1カ所、和の部分が欲しくて畳スペースをリクエストしました。最初は建具で仕切るつもりでしたが、コスト調整のためにパーティションのみに。子どもたちは、ここで遊んでいます。その並びに1.5畳ほどのパソコンコーナーもつくってもらいましたが、雑多なものは隠しつつ、目線の部分に開口部をつくって、子どもを見守りながら作業できるように依頼しました。

畳スペース

畳はリビングとも違和感なくつながるように、縁なしを採用。パソコンコーナーは、壁の一部をモルタル仕上げにしてアクセントに。

【05.お手洗いコーナー】帰宅時にも使えるよう手洗いボウルをトイレの外に

インの洗面室は2階にしたので、トイレの外に手洗い器を出して、コンパクトだけれどかわいい手洗いコーナーをつくってもらいました。玄関からリビングへの間にあるので、子どもたちが家に帰ってきたとき、面倒くさがらず自然にうがいや手洗いができます。

お手洗いコーナー

シンプルな壁づけ洗面ボウルですが、タイル貼りの壁や照明、ミラー、雑貨でおしゃれに。

 

  

2階 間取り図

2階間取り図

【06. 2階間取り図の特徴】“趣味”の洗濯を効率よくするため、寝室、バルコニー、浴室、洗濯機を2階に

当に洗濯が大好きで、ほとんど“趣味”なんです。休日に何回も洗濯機を回すのですが、脱衣室で脱いだ服を仕分けし、洗濯し、バルコニーに干し、とり込んでそれぞれのクローゼットにしまうという一連の作業が、効率よくできたときがたまりません。1階に洗濯機がある知人の家では、せっかくベランダに物干し場があるのに、2階まで干しに行くのが面倒で、結局、庭に物干し竿を買って置いている人もいます。

寝室

洗濯物は、寝室を通ってバルコニーへ。同じフロアだから重くてもラクに運べます。

【07. 浴室/洗面室】洗面・脱衣室と浴室は、人目が気にならない2階に

目を気にせずお風呂に入りたかったので、2階に浴室と洗面室を配置。夫がシャワーを出したまま入浴するので、2階なら水圧が下がって少しは節約になるのでは?という淡い期待も。夫は抵抗しましたが、娘が大きくなって、通りから見えたらかわいそうでしょ、と押し切りました。もちろん洗濯の動線を2階にまとめたかったというのも、大きな理由。今はまだ子どもが小さいので、洗面室にあるクローゼットに子どもの普段着を収納しています。

sanitary

洗面台は「コムハウス」にオーダー。寝室と同じ階なので、身支度や就寝時の動線もスムーズ。2階に浴室をプランニングしたので、上階用のシステムバスを採用。

【08. 子供部屋】

kidsroom

ブルーグレーの窓枠がかわいい子ども部屋。2階の床は無垢パイン材のフローリング。

 

 

どうやって決めたの? 基本の間取りの選択理由

Qリビング&ダイニングを1階にした理由は?

子どもが帰ってきたときに、顔を合わせてから個室へ行く動線にしたかったので。

Qキッチンをセミクローズドにした理由は?

自分だけの隠れ家的な空間が欲しかったので。子どもの様子は声でだいたいわかるので、料理をするときに集中できる、落ち着いた空間にしたかった。

Q動線ってどう考えた? 重視した動線は?

最も重視したのは洗濯動線。共働きのため、休みの日には何回も洗濯機を回すので。効率よく洗濯ができると、とても楽しい。

Q浴室を2階にした理由は?

家の前に歩道があるのでプライバシー確保のためと、服を脱ぐ→洗濯する→バルコニーに干す→クローゼットにしまうという洗濯動線をワンフロアにまとめたかったので。

Q風水や家相は気になった?

くわしい友人がいましたが、考えないようにしました。自分たちの暮らしやすさを優先させました。

Q窓の配置でこだわったところは?

キッチンの作業台前は、視線が抜けて光が入るように窓を希望しました。

 

DATA. Nさん宅(熊本県)

家族構成:夫婦+子ども2人
敷地面積:192.62㎡(58.27坪)
建築面積:53.82㎡(16.28坪)
延べ床面積:105.99㎡(32.06坪)
構造・工法:木造2階建て(軸組み工法)
工期:2010年10月〜2011年2月
本体工事費:約1950万円
3.3㎡単価:約61万円
設計・施工:㈱コムハウス
      TEL 096-285-6667
      www.com-haus.net

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